ブラジルの税金

連邦税

(1)法人税(IRPJ)

 この税種の基本の税率が15%、年間の課税利益が24万レアルを超える分についてはさらに10%の付加税が加算されます。課税期間が一年未満の場合は1ヵ月あたり 二万レアルとして按分比例計算した金額を超える課税利益に10%の付加税が加算されます。この法人税がブラジルの基本的な税金です。

(2)所得税(IR)
 
 まずはじめに所得税とは、簡単に言えば個人の所得に対してかかる税金です。収入により税率が変わります。

月収 税率
   〜1058ヘアイス 免税
1059〜2115ヘアイス 15%
2115〜 27.5%


(3)輸出税

 砂糖や毛皮などの一部の輸出品にたいしてかかる税金です。国際市場の価格の上昇により輸出が増大した事によって国内供給不足が起きたときに課税を行い輸出を抑えることを目的としています。

(4)工業製品税(IPI)

この税種は二つの課税対象があります。一つ目は輸入工業製品の通関、二つ目は製造施設及び製造施設と見なされる場所からの工業製品の搬出なお課税対象の人は、課税対象となる取引を行う人、課税対象と見なされる工場の関係者などです。なおこの税金の税率は1%〜20%位でいろいろな商品に税率がかかっています。

州税

(1)自動車税(IPVA)

各州はいろいろな自動車の保有者に対し自動車税の課税を行います。毎年保有する自動車の種類や製造年度により決められた一定額を所有する者は毎年定められた期限までに、納付する事になります。新規に自動車を取得した場合は、登録時に課税が行われます。

(2)商品流通サービス税 (ICMS)

主に商品に関する税種。製造者が行う工業製品の移出に対し、課税を行うに対し商品流通サービス税は製造者、販売のみを行う商業者、農産物生産者が行う商品、製品、生産物の流通に対し幅広く課税を行います。さらに通信サービスや運輸サービスも商品流通サービス税の課税の対象になっています。この税の課税対象は・・・・・。

・     納税者の事務所からの商品の移出

・     電力の提供

・     商品の移出と通信サービス

・     飲食店の食事の提供

などです。(今は新ICMSに一本化されました。)

(3)サービス税

このサービス税は商品流通サービス税とは少し違います。課税対象は報酬を伴うサービス提供がある事と提供されたサービスが課税上のサービスの種類を規定したリストに存在することと課税対象となるサービスが州や連邦に属する税の課税対象ではない事などが課税の枠です。そしてこの税率は市、郡がそれぞれのサービスにつき税率を定めています。(今は新ICMSに一本化されました。)

市税

(1)都市不動産所有税(IPTU)

都市部にある不動産が所在する市によって課税される物税。納税者は不動産の所有者、用益物権の名義人または占有者となっています。課税上都市部とは下記の点に関し少なくとも二点に付き行政側が公共工事を行っている地域とされます。

・道路側の雨水排水路を伴う舗装道路

・上水の補給

・下水道

・配電用の電柱の有無にかかわらず街灯照明網が存在する事

・対象不動産から3キロメートル内に初等学校または保健所が存在する事

課税標準は不動産の時価とされており具体的には売買実例価、再建築価格、家賃、不動産の所在する区域その他のデータを参考にした評価基準に従い決定されます。

(2)不動産譲渡税(ITBI)

市の管轄に属する税金で不動産の存在する市に対し以下のような事実が起こった場合に所得者または譲渡を行う物が課税義務を受ける事になります。代金の支払いについて生存者間の不動産の譲渡及び不動産に対する権利の譲渡に対し課税され、公売による落札は課税対象となります。

その他
(1)新ICMS
 
 商品流通サービス税と工業製品税とサービス税が一緒になったようなもので、税収は連邦政府と州政府に配分されている。