
平成19年度の終わりを迎えて
この1年間を振り返ってみますと、かつてない児童生徒数に減少してしまいました。その後、徐々に増え、10月には19名となり、ほぼ昨年度並みの規模に戻りました。また、児童生徒が大幅に入れ替わり、在外教育施設の厳しい現実を突きつけられました。しかし、これまで培ってきたリオ日学の伝統に新しい方向性を加味して学校運営を行ってきました。来年度は、今年度の基礎の上にさらに飛躍することを期待しています。
キャリア教育
キャリア教育は、「学校と社会及び学校間の円滑な接続を図るためのキャリア教育を小学校段階から発達段階に応じて実施する必要がある。」という平成11年12月の中央審議会(以下、中教審と略)答申を受けて推進が図られるようになりました。中教審がこのような提言をしたのは、新規学校卒業者や若者の就職をめぐる厳しい状況があったからです。また、進学も就職もしなかった者の中には「何のために働くのか」「なぜ働くのか」が分からないからと、いっさい就職活動をしなかった者が少なからず含まれていたと指摘されています。このような社会背景の中でキャリア教育が取りあげられてきました。以下はその定義です。

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低学年 |
| ・小学校生活に適応する。 ・身の回りの事象への関心を高める。・自分の好きなことを見つけて、のび のびと活動する。 |
| 中学年 |
| ・友達と協力して活動する中で関わり を深める。 ・自分の持ち味を発揮し、役割を自覚 する。 |
| 高学年 |
| ・自分の役割や責任を果たし、役立つ 喜びを体得する。 ・集団の中で自己を生かす。 ・社会と自己の関わりから、自らの夢 や希望を膨らませる。 |
“小学校におけるキャリア教育の目標”
○自己及び他者への積極的関心を形成・発展
○身の回りの仕事や環境への関心・意欲の向上
○夢や希望、憧れる自己イメージの獲得
○勤労を重んじ目標に向かって努力する態度の形成
小学校段階では以上のような目標に従って、教科・総合・道徳・特別活動の全ての領域において指導していきたいと思います。
なお、中学校段階では、これまでの特別活動における進路指導をキャリア教育の柱としながら、教科・道徳・総合などの全ての領域で指導し、「とりあえず高校にいこうか。」というような子どもを育てることなく、明確な目標を持って進学するように指導していきたいと思います。
水 泳 大 会
冷夏のリオ、1月から天候がぐずつき、水泳の授業が思うようにできませんでした。そこで、終盤は昼休みを利用しての特訓が続きました。その結果、子ども達の水泳能力は日増しに向上し、大いに自信をつけたようです。
今年の大会では4つの校内新記録と29の自己新記録を出すことができました。また今年度は、特別賞として「技能賞」、「敢闘賞」を設けて表彰することにしました。
今年の大会を通し、子ども達の頑張りはもちろんですが、返事やきびきびした行動、友達の泳ぎを心から声援する姿にも感動しました。
校内大会新記録
小学部3年 女子 100M 個人メドレー
小学部5年 男子 100M 個人メドレー
小学部1年 男子 100M 個人メドレー
中学部1年 男子 25M 背泳
技能賞 小学部3年 女子 平泳ぎ
中学部1年男子, 中学部2年男子 背泳
敢闘賞 小学部3年 女子 , 中学部1年 男子

今年度の検定・コンクールの成果
今年度もいくつかの検定試験やコンクールに挑戦してきました。結果は、下記のように素晴らしい成績を残すことができました。また、全国教育美術展の発表があり2名が特選、4名が入選しました。
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検定・コンクール |
合格・入賞数 |
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第1回 英語検定 |
4級 2名 |
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第2回 英語検定 |
準2級 1名 |
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第3回 英語検定 |
準2級1名 |
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第2回 漢字検定 |
6級 3名 8級 4名 |
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第28回 海外子女文芸作品 コンクール(海外子女教育振興財団主催) |
学校賞 6年連続 受賞 |
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第67回 |
特選 2名 |
福田貴代子様(内閣総理大臣夫人)より寄贈
福田貴代子様から、本校へ「しばわんこ」シリーズの本を寄贈していただきました。日本の伝統的な季節の行事や遊びを絵本で紹介したものです。大切に保管し、活用させていただきたいと思います。ありがとうございました。
専任教員の任務を終えるにあたって
小学部中・高学年副担任 田中 裕美
明るくまっすぐな子ども達と温かく見守って下さる保護者の皆様、生活を支えてくださった運営委員の方々や事務部の方々、何もわからない私をあきらめずにご指導下さった同僚の先生方との関係の中で、自分と関わってくれる人々の有り難さや、感謝の気持ち、人としてとても大切な部分を改めて学びました。家族の元を離れ、一人で生活しなければならないという環境の中でこそ、身にしみて学ぶ機会になったのだと思います。2年間という短い間でしたが、私がここで得たもの、学んだことは、数え切れません。自分がここで受けたたくさんのご恩に応えることができるよう、残りの日々を大切に過ごしていきたいと思います。本当にお世話になりました。ありがとうございました。
3 月 行 事 予 定
3日 (月) 事務部の皆さんありがとう集会
4日(火) 全校朝会 縦割活動
8日(土) 臨時休業日
11日(火) 運営委員会 三者懇談会
13日(木) 大掃除
14日(水) 修了式 離任式
20日(木) 新派遣者来伯
21日(金) パイシャオン
23日(日) パスコア(復活祭)
※4月7日(月)始業式 入学式
帰 国 挨 拶
リオに赴任して早くも3年が経過しました。1年目は毎日が初めての経験であり、何もかもが新鮮でした。所変われば品変わると申しますように、同じような教育を行っていましても地域により学校は変わるものだと実感しました。特に本校は37年の歴史を有し、長い歴史の中で培われてきた教育をあらゆる面に感じ取ることができました。そして、年々改善を加えながら今日のリオ日学が継承されています。児童生徒数は激減し、小規模校になりましたが、この学校が末永く存続していくことを願っています。
最後になりましたが、総領事館の皆様、商工会議所を始め各団体の皆様、理事・運営委員皆様、保護者の皆様に本校の学校運営にご支援・ご協力いただき心からお礼申あげます。