☆早寝早起き朝ご飯☆
朝夕の気温が下がり、快適な季節を迎えました。5月に降った雨で、乾燥から色あせていた植物も勢いを取り戻し活力が蘇ってきました。今学期がスタートして、もう折り返しを迎えました。学習も順調に進んでいます。6月からは交流学習や運動会に向けての取り組みが始まります。1学期の中で最も充実した月だとも言えます。
最近、ポル語や英会話の様子をのぞいています。それぞれの授業にも段々と慣れてきています。しかし、学年が下がるほど集中持続時間は下がり、特に1時間目はあくびも見られます。外国語の学習だからかも知れません。基本的な生活習慣である「早寝早起き朝ご飯」はいかがでしょうか。本校の子ども達はほとんどこのことはできていると思いますがここで考えてみたいと思います。
文部科学省もこのプロジェクトを立ち上げ、子どもの生活リズムを向上させる運動を展開し始めました。ヒトは早寝早起き朝ご飯が実現できているときに最も有効にその潜在能力を発揮できるような仕組みになっている、またそのようにヒトは作られているからこの運動が提唱されています。医学的に言えば、ヒトの生体の様々な生活リズムを制御しているのが脳内の生体時計です。ところがこのヒトの生体時計の周期は
24時間よりも若干長く、通常は朝の光を手がかりにヒトは無意識に生体時間の周期を短くし、地球時間に同調させています。つまり、夜更かしや朝寝坊では生体時間と地球時間のズレを拡大することになります。このズレが拡大すると体内の様々な生理現象の相互作用が保たれなくなります。つまり、集中力が無くなったりイライラ感が増したりします。睡眠時間には個人差がありますが、午前中10
時〜12時はヒトが最も覚醒度が高くあるべきです。子どもであれば7〜8時間の睡眠が必要でしょう。
また学力は朝食抜きでも低下します。ヒトは寝て食べてはじめて活動できる動物です。しっかり食事をとることで活動は充実し、活動し食べることで眠れます。睡眠と食事と活動は密接に相互関連しています。しかし、最近はこの生物としての大原則がきちんと守られていません。
早寝早起き朝ご飯の習慣がしっかり確立されれば日々の生活は充実することになります。これも子ども自ら実践できることが理想です。
1時間目は少しリズムに乗れないかも知れませんが、それ以降は学習に集中できる事を願っています。
☆ブラジリアへの修学旅行☆
◎ブラジリアへ
5月16日、快晴、期待に胸を膨らませ修学旅行団はガレオン空港を約1時間遅れで飛び立った。ブラジリアに着陸する前に機内より円形農場のグリーンの輪が多数見られ、ブラジルの広大さや農業の規模の大きさに驚嘆しながら1時間半の空の旅を終えた。残念ながら事前学習で学んだブラジリアの飛行機の形をした首都全景は飛行経路の関係で見ることはできなかった。しかし、リオと違って、機能的で綺麗な街に感動しながら午前中の見学を終えた。
◎日本国大使館表敬訪問
オフィス街で慌ただしく昼食をとった後、日本国大使館を表敬訪問した。大使館区域に入ると、緑豊かで広大な敷地が整然と区画され各国に割り当てられている。日本とは大違いである。午後2時に大使館に到着し、早速、大使執務室へと案内された。そこで、島内大使様から大使館と総領事館の違いを中心に、日々どのような仕事をしているのかお話しいただいた。子ども達は大変緊張の面持ち。質問もあまりできずに会見は終わり、持参した手作りお土産を渡し執務室を後にした。
後半は、鎌倉様から前もって送っていた質問に答える形でお話しいただいた。日本人・日系人の数はそれほど多くはないが、クビチェック大統領が遷都を計画した時に彼らに野菜作りを頼んで移住してもらったこと等を説明していただいた。また、日伯間には懸案事項もあるが両国関係は良好であることや、ブラジルの良い面を見てブラジルを理解して欲しいこと等を話していただいた。
◎クリスタル採掘と研磨
2日目は、ブラジリアから南に
150qのクリスチーナ市へ。ブラジリアの整然と区画された街を出ると、郊外は高級住宅街やスポーツクラブが続き、富裕層の人たちの環境には驚く。しかし、小一時間も走ると何の変哲もない普通のブラジルの田舎町へと入った。なだらかな丘陵地帯を走りながら事前学習で勉強した円形農場の散水パイプが目に入ったが稼働しておらず、遠くから大田さんの説明に耳を傾けた。大田さんの勉強に一同感心。
農場地帯をしばらく走ると目指すクリスタル採掘場に到着した。バスから降りると足下にクリスタルが散乱。感動のあまり子ども達は一斉に拾い始めたが、大田さんから制止の声。さらに下って行くとクリスタルの地層があちこちに見られ感激のあまり空腹も忘れてしまった。まずは昼食、眼下になだらかに続く丘陵地帯を見ながらお寿司の弁当で腹ごしらえをした。とても美味しかった。
中井先生の鉱物についての話を聞いた後、黙々と採掘が始まった。気温は27度ぐらい、しかし日差しはきつく、じりじりと背中を焼くがそれも忘れて夢中で子ども達は掘り続けた。およそ
1時間すると袋は一杯となり、近くの研磨工場へ持って行った。そこは小さな町工場、工場主夫妻が研磨をしてくださり、またもや驚き。掘ってきたクリスタルが光沢を現しとても良い記念品ができた。ついでに、子ども達は研磨作業を体験することができた。帰りに工場の裏の工房をのぞいてみた。
5歳から14歳までの子どもが黙々と下絵に直径
1ミリぐらいのクリスタルを貼り付けている。家計の足しにしていると聞き、複雑な思いをしてクリスタリーナ市を後にした。
◎造られた都市ブラジリア
1955年と言えば、日本は戦後復興途上にあり厳しい時代であった。食料事情も大変であり、再開されたブラジルへの移民が増えつつあった時代にクビチェック大統領によって首都ブラジリア建設のゴーサインが出された。
遠くから見ると、この街は緩やかな丘に造られている。JK記念館には当時の原生林が十字架に切り開かれた写真が展示されていた。都市計画家のルシオ・コスタの案がブラジル政府によって採用された。彼のイメージした十字架は飛行機、鳥、弓矢型と、さまざまに呼ばれる形態に変容し、未来志向を現しているという。また、このプランはパイロットプランと呼ばれ、当時リオなど都市部に集中する人口を奥地開発へと向ける意味があったらしい。機能的に設計された街はとかく無機質に感じられるが、オスカ・ニーマイヤーの曲線をモチーフにした国会議事堂が斬新な感覚を与える。この辺りは国の機関が象徴的に配置され国作りの思想が感じられた。上院下院の議会を傍聴でき、子ども達は貴重な機会が得られた。
この首都建設には巨額の費用が投じられ、その後の超インフレの引き金になったらしいが、クビチェックの偉大さをJ
K記念館の棺の前に立ち思い知らされた。ステンドグラスを通し、ほのかな明かりが棺に注いでいる。中学の社会科の教科書で見たブラジリアの写真が実感できた瞬間であった。
◎終わりに
事前学習が正味1ヶ月間という短い期間であったが、子ども達は一所懸命に取り組んだ。その成果は旅行を通して十分に得られたと思う。男子
6名という極めて小さい集団であったが、旅程を通して色々なことを学ぶことができた。思い出はもとより、友情を築きあげ、また人間としての基本的なマナーまで学習する機会となった。少し体調を崩した子もいたが無事に終了することができたことを感謝したい。同行された大田氏の猛勉強のガイドにもお礼を申し上げたい。また、現地で知り合ったモトリスタ他ブラジル人とのよき交流の場でもあった。
☆児童生徒の修学旅行の感想☆
「心に残ったカテドラル」 小学部5年 男子
ぼくが修学旅行で一番心に残ったのは、カテドラルです。なぜかというと、事前に、カテドラルを調べていましたが、実際に行ってみて、天使のモビール像の大きさや4人の伝道者の大きさ、うわさの壁は本当かどうかなどが分かってとても勉強になったからです。ぼくは、うわさの壁はうそだと思っていましたが、小声で話してみると、壁にそって声が伝わってきて、しっかり聞こえたのでびっくりしました。
6人の楽しい仲間で協力し合ってよい修学旅行になったので良かったです。
「夢の中のもの」 小学部5年 男子
修学旅行の思い出に残った場所はたくさんあります。カテドラル、三権広場、大統領官邸、ドン・ボスコ聖堂などです。中でも、ドン・ボスコ聖堂の
2500sもあるシャンデリアはすごいものでした。それは、全てクリスタルでできています。それも透明なものばかりで、
7800個も使われています。明かりをつけていない時でさえきれいなのに、明かりがついた時は、この世のものとは思えない、夢の中のものみたいでした。この風景は、ぼくの胸に焼きつきました。
「思わぬ失敗」 中学部1年 男子
「ブラジリアの大地に踏み出すぞ!」と言って大地に一歩踏み出した。この日のメインは大使館訪問。めったに来られる所ではない。皆の様子は普段とは違っていた。島内大使様のお話の後、鎌倉様にリオタイムに関する質問に答えていただいた。僕の国際社会の質問にも丁寧に答えていただいた。「休日はどのように過ごしていますか?」と質問を受けて、僕は「うーと、センダースとか行っています。」と答えてしまった。一瞬、周りは変な雰囲気。皆は笑える状況ではなかったが、とんでもない返答をしてしまった。
(以下省略)
「シュハスカリアでパラベンス!」 中学部1年 男子
5月17日、2日目の今日は、クリスタリーナへ水晶を掘りに行った。目的のクリスタルを一杯掘って帰った。その夜、ホテル近くのシュハスカリアへ夕食に出かけた。思い切り肉を食べまくった後、デザートを取りに行った。戻ると誕生日のお祝いのケーキがテーブルに。花火をつけ、パラベンスの大合唱をうけて大満足。大田さんがお店の人に言って準備してくれたのだった。取ってきたデザートは食べきれず。お腹が破裂しそうだった。旅行中のいい思い出になった。
(以下省略)
「何と自分の誕生日と同じ!」 中学部1年 男子
国会議事堂を訪れたとき偶然の重なりを知り驚きました。ブラジリアが建設された日とローマが建設された日が
4月21日で、僕の誕生日と同じだったのです。しかも、国会議事堂の上院と下院の建物に挟まれた
2本の議員会館のビルの間から朝日が昇る日が
4月21日と知りました。このことを知るまでは、この日がただの誕生日でしたが、何か特別な日に変わってしまいました。いつか再び、
4月21日にこの地に立ち、ビルの間から昇る朝日を見たいと思いました。
(以下省略)
「夢のようなクリスタル掘り」 中学部2年 男子
今回の旅行で数々の思い出ができました。その1つ目は何と言ってもクリスタル掘りです。行く前は、洞窟みたいな所に入り、ハンマーとピッケルを使い掘るのだろうと思いました。しかし、現場に着くとこれが驚き、そこかしこにゴロゴロと落ちており、気がついたらクリスタルを踏んでいました。昼食後、本格的に掘り始めましたが、時間を忘れてまるで夢を見ているかのようでした。採掘中に色々なことに気がつきました。僕は、美しさを優先して掘り続けました。
(以下省略)
☆無念 鯉のぼり☆
長年、毎年5月にリオの青空にそよいでいた鯉のぼりが嵐によってバラバラになってしまいました。今年はわずか半日しか取り付けることができませんでした。

取り付けた4月25日は、日本の春を思わせるすっきりした青空でした。毎年
5月1日は鯉のぼりのもとで全校朝会を開き、鯉のぼりの歌を歌って日本の伝統行事を味わっていましたが、今年は残念ながらそれができませんでした。外国に住み、日本の文化を体験する貴重な機会でしたが、長い年月、リオの強烈な太陽を浴びて泳ぎ続けた鯉も劣化が激しく、生地が弱っていたところに嵐でバラバラになってしまいました。これは
20年以上経過しているものと思います。何とか新しいものをと考えているところです。どなたか寄贈し
ていただける方がいましたらご連絡ください。
☆先生方のコーナー☆
◎頭脳の運動不足解消!!! 小学部中学年担任 柳楽力人
皆さん運動不足になっていませんか・・・ということで皆さんの脳のトレーニングのお手伝いをさせてもらいます。
問題です!!!111+333+555+777+999を筆算でしましょう。ここで終わっては、トレーニングになりません。この計算で問題の数字を5つだけ消して、答えが
1000になるようにしましょう。
さあ、1000になるよういろいろ試行錯誤して下さい。答えは1つとは限りません。
この問題では、5つ数字を消しましたが、子ども達の学習意欲は素晴らしく、次は、6つの場合は、7つの場合は・・・と思考が広がっていきます。このように子ども達の考える力を育てるよう、そして何よりも子ども達が算数好きになるようこれからも授業を工夫していきたいと思います。
◎日々かかわりの中で◎ 小学部低学年担任 松田 文貴
「おはよう!」元気なあいさつで一日が始まる。1・2年生の子ども達は元気いっぱい,やる気いっぱいである。「学校は楽しい?」と尋ねると「楽しい!」,「何が好き?」と聞くと「勉強!」と返ってくる。さらには,「宿題もっと出して!」なんとも頼もしい言葉ではないか。何でも知りたい,何でもやってみたい・・・知的好奇心の塊の子ども達と過ごすと,今の自分を見つめ直さざるを得なくなる。果たして自分はここまで意欲を持って毎日を過ごしているのだろうかと。
教師として子ども達とかかわりながら,実は自分が子ども達から多くのことを教えられている。いくつになっても学びたいという意欲を忘れずにいようと感じる今日この頃である。
☆運動会の取り組みが始まる☆
運動会の取り組みが始まりました。年々、児童生徒人数が減少する中で、学校としても何か工夫が求められています。今年は何とか
15名の児童生徒が確保できそうです。
3月に帰国された先生方にもどのようなスタイルが考えられるか意見を求めました。新学期に入って、運動会の小委員会を何度か持ち、職員会議で次のように決定しました。
★基本的には、昨年度までのように紅白の対抗戦とします。
★日語校、保護者の方々、一般参加者の方々が参加できるように参加枠を広げました。また、幼児種目やオープン競技を取り入れ、来校者が全員で楽しめるように工夫しました。
当日は、PTAの方でもバザーを計画しています。昨年度以上の盛り上がりを期待しています。
☆6月の行事予定☆
1日(金)全校朝会 委員会活動
4日 (月) 縦割活動
7日(木) 聖体祭 (祝日) 4連休
8日 (金) 連休日
9日 (土) 英語検定
11日(月)連邦大との交流学習
12日(火)運営委員会 三者懇談会
15日(金)前日準備
16日(土)運動会
17日(日)リオ日系運動会
18日(月)振替休業日
19日(火)全校集会
20日(水)PTA代表委員会 縦割活動
22日(金)写生会
25日(月)期末テスト週間 ブリスク交流学習
29日(金)ランチルーム昼食会・クラブ活動

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