The Reborn Undoukai 新生運動会

新しい方向性を模索して

616()、絶好の秋空の下、本校の運動会が開催されました。今年度は、児童生徒数が昨年度よりも4名減少し、15名となりました。しかも、昨年度の運動会を経験した児童生徒は僅か4名で、ほとんどの者が入れ替わってしまいました。そこで、本校としては、これまでの伝統を継承しつつ、新しい運動会のあり方を模索してきました。
運動会の小委員会が中心となって提案し、全職員で作り上げてきました。紅白対抗戦の形式は継承しながら、昨年度までのものにいくつかの新しい種目を組み込んでみました。例えば、一輪車レース、シャトルラン、縄跳び競技、ドッジボール競技などの多様な運動です。また、運動会は体育の学習発表の場でもあります。新学期が始まって2ヶ月という短い期間ですが、体育の時間に学習したもの、また休憩時間の遊びの中からもバランスを考えて種目を決定してきました。

     
今年の児童生徒の運動会スローガンは「スピード・パワー 全力発揮」でしたが、スピードやパワーに加えて、バランス、スタミナやゲーム性など、運動全般にわたって工夫を凝らしてみました。本格的に練習が開始されたのは2週間前からでした。子ども達は、早朝、中休み、昼休み、放課後と寸暇を惜しんで練習に打ち込んできました。僅かな期間でしたが、日に日に技能は目覚ましく向上しました。指導している教師も、子ども達の努力する姿や潜在能力に驚かされました。

             この3年間で一番の盛り上がり

 新しいコンセプトでスタートした今年の運動会を盛り上げるために、随所に工夫が見られました。まず、招待客を増やし、少しでも雰囲気を盛り上げることにしました。例年、リオ日本語モデル校は学齢期の児童生徒が参加していましたが、今年は多くの成人の方々、また、リオ連邦大の日本語学科の学生さんにも参加していただきました。そして、何よりも感激したことは、総領事館の方々、リオ商工会議所の方々に大勢参加していただいたことです。リオに在住する日本人や日系団体の方々が本校の運動会を盛り上げるためにご協力くださったことを心から感謝申しあげます。
当日は、朝から絶好の秋晴れでしたが、途中から強風が吹き始め、砂嵐の中で条件が悪化してしまいました。しかし、子ども達の表情は達成感で一杯でした。予定時刻を少し超過してしまいましたが、最後まで競技や片付けにご協力いただきましたことにお礼を申しあ
げます。次年度からの方向性も見えてきました。願わくは、このグランドで来年も実施したいものです。 

運動会の結果

総合優勝  紅組 471点
敢闘賞  白組 461点    
全員リレー  白組
 白組 21166
 紅組 21311                     来客数 65名+本校の保護者・家族

運動会 児童の感想

初めてのゴールテープ
                                               小学部3年 女子

わたしは、うんどう会で初めて競争でゴールテープが切れました。その競技は竹馬走です。わたしは、1年生の時、練習して乗れるようになりました。そして2年生の時に、小またで歩けるようになりました。やがて3年生になって大またで速く進めるようになって、うんどう会で1位をとることができました。わたしのむねは、竹馬走の入場行進からすごくきんちょうしていました。「だいじょうぶかな?1位をとりたいなあ。」と思っていました。そして、竹馬に乗って歩き出しました。わたしは、「1,2,1,2。」とリズムよく大またで歩きました。1歩も落ちることなくゴールできました。わたしは、この競技が一番心に残りました。

   がんばったよ 全員リレー
                    小学部3年 女子
 わたしが、リオで初めての運動会をして、一番心にのこったことは、全員リレーです。なぜかというと、バトンのうけわたしや、コーナーの走り方が上手くできてかつことができたからです。
 せいせき発表がおこなわれた時、白組がかったということを聞いて、うれしくてうれしくてたまらなかったので、「やった。」とおもわずさけんでしまいました。そしてタイムも、練習のときとくらべて、4秒もはやくなりました。来年も、全員リレーはぜったいかちたいので楽しみです。


                     一りん車できょうそうをしたよ
                                            小学部3年 女子

 わたしは、うんどう会で一りん車走にでました。一りん車は、わたしのとくいな遊びです。わたしは、うんどう会にむけて、こじんれんしゅうのときに一りん車のれんしゅうをしました。うんどう会の一りん車走でかつために、スタートのでこぼこを上手にいけるようにがんばりました。みんなと、きょうそうもしました。とっても楽しかったです。いよいようんどう会とうじつ、まちにまっていた一りん車走のばんがきました。一りん車をもって、いちにつきました。先生がふえをならしてはじまりました。れんしゅうしたでこぼこのところを転ばずに進めました。よこを見るとだれもいませんでした。なんと1位でした。とってもうれしくてたまりませんでした。

                           ぜんいんリレー
                                                小学部3年 女子

 バトンを上手にもらったり、バトンをわたしたりすることができました。バトンをもらうコツは、ひくくかまえて足数の所にきたらにげるように走って、「はい。」といわれたら手をだすことです。バトンをわたすのは、全力でおっかけて、わたせる所になったら「はい。」といってわたすことです。みなみさんが、わたしのきめた所にきたら真っすぐ前を見て走れました。うまくバトンをわたせるかなとふあんに思いました。ゆうすけさんの近くに行くとゆうすけさんが走り出しました。そして、わたしは、ゆうすけさんをいっしょうけんめいおいかけて全力で走りました。そしておいついて「はい。」といったらゆうすけさんが手を出してくれました。そしたらバトンがうまくわたりました。その時わたしはとてもうれしかったです。

交流学習会を実施

 忙しい行事の合間をぬって、恒例の交流学習会が下学年部と上学年部・中学部に分けて実施されました。
                          連邦大学訪問

 上学年部・中学部はリオタイム発表会で発表する内容を実際に連邦大学の学生さんに直接インタビューしました。4月から準備を始めてきた総合的な学習の時間「リオタイム」の研究内容をより詳しく研究するために、色々と質問を用意して臨みました。

 小学部上学年部は、「ブラジルの文化と私たち」という学年テーマで研究を進めます。そこで、今年度は「ブラジルの日本人・日系人について」というテーマに絞りました。

 来年は、笠戸丸で移民が始まって100周年の記念行事が大々的に行われることが計画されています。618日にはガナバラ宮殿で1年前の発会式が行われました。この100年間に、多くの日本人・日系人がブラジルで社会貢献をしてきました。彼らの活躍をいかに調べてまとめていくかが期待されます。タイムリーな話題でもあります。

 中学部は、「日本とブラジルを通してみる将来の社会と私たち」という学年テーマで学習を進めます。今年度は、4人が個々にテーマを設定して次のように研究を進めます。@日伯の産業について、A日伯の環境について、B日伯の福祉について、C日伯の国際社会についてという研究テーマに絞り込みました。中学部は自分の生き方と関わって研究を進めます。学年が上がるにつれ研究内容が難しく抽象的になります。今回のインタビューでは十分に研究方向が焦点化されていませんでしたが、この学習をもとに本発表に向けて研究を進めていきます。
   
                     ブリティッシュ・スクール訪問

 一方、下学年は25日、ブリティッシュ・スクールを訪問し、交流学習会を持ちました。

 例年、ブリティッシュ・スクールの1学年全体と交流を行ってきましたが、今年は日本について学習を進めているグループと交流を行いました。本校の児童2人1組で数人の児童を担当し、昔遊びを教えて交流を図りました。教室には日本について学習してきたことが掲示されていましたし、ペアーで日本について学習したことの発表がありました。また、音楽の先生にも手伝っていただき、「さくら さくら」の歌も一緒に歌いました。

 本校の子ども達は、事前学習で4つの昔遊びの英語表現を覚えて一所懸命に教えて交流を行いました。下学年らしい楽しい交流学習ができました。

ジャルジン・ボタニコで写生会

 22日()にジャルジン・ボタニコで写生会を実施しました。写生会には絶好の天気となり、緑いっぱいの公園で半日間、一所懸命に画用紙に向かって作品を描きました。ジャルジン・ボタニコは植物がいっぱいで、メインになるモチーフを選びにくい場所です。小学部の中・低学年の子どもは何を描くか決めるのが難しかったようです。当初から予想されていましたので、下見で場所をいくつか選定して子ども達の描けるところをアドバイスしてみました。完成が楽しみです。

 日頃、全校でのんびりと校外学習ができにくいとあって、このように全校で出かけることは意義があると考えています。当日は、市内の学校の子ども達も校外学習で来ており、本校の子ども達の絵をのぞき込みながら交流する姿も見られました。

 当日は、オ・グローボの人気テレビドラマ「パライゾ・トロピカル」のロケと重なってしまいました。子ども達の為に決めていた場所が2カ所とも重なってしまい、少し気が散ってしまったかも知れません。しかし、TVドラマができる過程を見学でき、色々な役割があり、大勢で作成されていることを学習できたと思います。エキストラで来ていた子ども達に囲まれて絵を描いている子もいました。中には、少し映っている子がいるかも知れません。放映は7月4日の夜9時からです。


“転入生” ようこそ日学へ

 6月11日に小学部1年生、小学部3年生、小学部5年生に新しい仲間が編入しました。運動会の5日前に編入学しましたが、見事な活躍ぶりでした。


          100年前の日本人の姿から学んだこと                                                            
                                       小学部高学年担任 中井英幸  
 先日,子ども達と一緒に笠戸丸移民のことを調べていて驚く内容を目にした。それはブラジル人記者が書いたもので,移民の人たちは,船がサントス港に着いたとき,新しいシャツや靴を身につけ,手には日本とブラジルの旗を持って船を降りてきたという。疲れ果てて汚れた服装で降りてくる欧米人とは対照的で,ブラジル人を喜ばせる上品な心遣いに感激したそうである。また,移民の人たちが収容された宿舎では,食事の後は食事をする前のようにきれいで従業員を驚かせたという。こうした100年前の日本人の姿にとても感激した。今私は,教育者として,親として同じブラジルにいる。今も昔も大事なことは大事だと,しっかりと子どもに教えてやりたいと強く思ったひとときであった。

7 月 行 事 予 定

2日 () 全校朝会  オープンデー クラブ活動(公開)
  3日 () 縦割活動
  6日(金)委員会活動
10日 () 運営委員会 三者懇談会
12日(木)個別懇談 
13日(金)個別懇談 みんなの時間
17日(火)PTA代表委員会
18日(水)縦割活動
19日(木)大掃除
20日(金)1学期終業式
21日(土)冬季休業  〜8月5日()



                           

                       【校長室のページに戻る】