![]() 第7号 平成15年10月1日 |
![]() コーヒーの花 |
学 業 の 季 節
校庭のつつじ,プリマベラ,イペー,ジャスミンは沢山の花を付けています。先週には校門下のコーヒーの木にも,沢山の白い花が咲きました。安全対策の一環としてのプールの被弾防止屋根もほぼ完成し,11月からの水泳授業の準備もできつつあります。いよいよ暑い季節の訪れです。
さて、今月は,8日(水)リオタイムの中間発表会や22日(水)連邦大学との交流会が行われます。また,11日(土)日語校とのスポーツ交流,19日(日)英語検定,25日(土)商工会議所のスポーツ大会と学校外の行事も沢山計画されています。
しかし,中学部は先週,国語・数学・英語の学力テストが終了し,今週が中間考査週間です。小学部も算数の学力テストが終わり,今月には国語が実施されます。このように,学校は文化祭が終わり、2学期の後半を実りあるものにするため、落ち着いた環境で学力の定着・向上に取り組んでいるところです。
今月も学校の取り組みをご理解いただき,ご協力くださいますようお願いいたします。
文 化 祭 大 成 功
先月の20日には,文化祭を開催しましたところ、たくさんの来賓の方々、保護者の方々、連邦大学の皆様、日本語モデル校の生徒の皆さんに来校していただき、本当にありがとうございました。ここに改めて厚くお礼を申し上げます。
さて,神谷総領事のご挨拶の中にもありましたように,本校の文化祭は学芸会的な部分を多く残している文化祭です。私も昨年本校に赴任したときは,今でもこのような文化祭が行われているのかという驚きがありました。日本では行事の精選から,作品発表会や音楽発表会等を文化祭として行っているところはありますが,本校のような劇の発表まで行っているところはほとんどないと認識しています。
今回は小学部下学年が「おむすびころりん」,上学年は「オズワルドクルース物語」,中学部は狂言「附子」でした。いずれも20分から30分の大作でしたし,昨年度より児童生徒数が減っているだけに,一人一人の台詞の数や演技も多くなっていました。準備の時間数は,昨年度と同じ10時間での発表でしたが,どの学部も昨年以上のできばえと嬉しい評価をいただきました。一例を申し上げますと,「子ども達一人一人が生かされていて,小規模校ならでではの良さを感じることができ,感動のステージでした。」「今年は特に,どの学年の劇もとても分かりやすく,はっきり,ゆっくりしゃべっていて大変よいできばえでした。」などの評価が多くありました。私も,どうしてあんなに長い台詞,多くの台詞を短時間で覚えられるのかと,改めて子ども達の能力の凄さに驚いています。中学部の劇でも,見たことも聞いたこともない動きや台詞を何の抵抗もなく理解し,こなしてしまう本校の子ども達に誇りさえ抱いています。
中学部1年A女の作文にもあるように,「・・・今では附子をやって本当によかったと思っている。それをすることによって,新たな日本文化を知ることができたし,学ぶことも多かった。何より,一番心に強く残ったのは成功する喜びであった。」子ども達に文化祭をとおして,成功する喜びや満足感・充実感を味わわせることができ,本当によかったと思っています。
斎藤孝はその著書「声に出して読みたい日本語」で『暗誦文化は、型の文化である。型の文化は、強力な教育力を持っている。一度身につけてしまえば、生涯を支える力となる。日本語の感性を養うという観点からみれば、暗誦に優るものはない。』と述べています。この点からも,本校の特色ある教育として,学芸会的文化祭を続けていきたいと思っています。
個 室 の 問 題
『うちの修行は,ご飯も一緒,仕事も一緒,寝るのも刃物研ぎも,みんな一緒です。極端なことを言いますが,子どもに個室などを与えてやるから,みんなだめになってしまいます。家でも個室があるから親や兄弟と距離ができてしまって,ふれあいがなくなる。個室で育って自分を隠すから人間同士でもふれあいがなくなる。親も子どもが自分の個室で何をしているのか分からない。何をしているのかが分からないのに,何かあったとき,「何でこんなことになった」「まさか,うちの子が」ということになる。日頃何もないときにふれあっていること,これが一番の教育です。・・・若い子が自分勝手になってしまったというのは個室が問題なのではないかな。他の人が見えなくなっているからです。』
これは,法隆寺・薬師寺の宮大工の棟梁でした西岡常一氏の内弟子で,「鵤工舎」を主宰している小川三夫氏の「育てる」という文の一部です。
私には3人の息子がいます。これまで,子育ては女房に任せきりでした。彼らが小・中学生になる頃,家の改築をしました。家が狭く子ども部屋は3室取れませんでした。悩んだあげく3人一部屋にしました。業者に「男のお子さんでしょ,一緒の方がいいですよ」の言葉が決め手でした。彼らも大人になり,現在はそれぞれの部屋をもつようになりましたが,今考えると,小・中・高校・大学時代は3人同屋でよかったと思っています。
本校の子ども達は,広い家,多くの部屋のあるアパートに住んでいますし,個室も持っています。一人一人の生活が,多くなりがちになってはいないでしょうか。本校15家庭のうち,3人兄弟が5家庭,2人兄弟が7家庭,1人っ子が3家庭です。兄弟のいる家庭は親・兄弟との,1人っ子の場合は特に親とのふれあいが大切ではないでしょうか。
学校運営委員さんの交替
旧委員:今井修己様 新委員:東克己様
10月1日をもって新旧の交代がありました。今井委員様には,平成13年4月より2年半にわたり,学校運営委員としてご指導いただきました。長い間,本当に有り難うございました。東新委員様には,これからお世話になりますが,宜しくお願いいたします。
丸1年ぶりの転入生
ご存じのように9月11日,神奈川県から中学部2年A男が転入しました。文化祭直前ということで,A君にとって大変な毎日でしたが,元気に3週間を過ごし学校にも慣れたようです。前回の転入以来丁度1年振りでしたので,どの子も嬉しさを隠しきれないようでした。
全日本小学校HP大賞受賞
先週,第一回全日本小学校ホームページ大賞受賞の連絡がありました。これは,在外教育施設を含む,小学校のホームページ優秀校としてJ−KIDS大賞選考委員会により本校が選ばれたものです。
住所や電話番号・メールアドレスなど学校の基本情報が盛りこまれているか,子どもの作品が公開されているか,頻繁に更新されているか,などおよそ40の項目から審査されたものです。在外の日本人学校全ての中から7校が選ばれました。
これを機に,一層親しまれるホームページを配信していきたいと思っています。ご家庭でも月1,2回開いていただければ幸いです。
学校評価調査結果
7月にご協力いただきました,今年度第1回学校評価のまとめができましたので,別紙にてお知らせいたします。
今回は,年度中間の学校評価ということで,緊急性の高いもの,前回に比較して大幅な変化があったものについて対策を練り,よりよい学校づくりに取り組んでおりますので,ご理解くださいますようお願いいたします。
平成15年度第1回学校評価集計表(7月実施) リオ・デ・ジャネイロ日本人学校
| 領 域 | No | 評 価 項 目 | 教員 | 家庭 | 子ども | 平均 | 対 策 |
| 学校経営 3.31 | 1 | 学校生活を楽しんでいる | 3.67 | 3.67 | 3.73 | 3.69 | |
| 2 | 入学させてよかった | 3.44 | 3.63 | 3.77 | 3.61 | ||
| 3 | 目標を持った学校生活 | 3.44 | 2.93 | 3.27 | 3.22 | ||
| 4 | 学校教育目標の適切さ | 3.00 | 3.50 | 2.18 | 2.89 | 教室への掲示・学級目標との関連・目標検討プロジェクト | |
| 5 | 学校運営委員会の機能 | 3.89 | 3.20 | 1.64 | 2.91 | 「子ども」の評価項目からの削除 | |
| 6 | 「開かれた学校づくり」 | 3.89 | 3.13 | 3.38 | 3.46 | 保護者参加型の活動等・ポ英授業公開(2月の授業参観) | |
| 7 | 説明責任 | 3.67 | 3.07 | 3.45 | 3.40 | 6番との関連。保護者と教員の意見交換の場を設定する。 | |
| 教科指導 3.54 | 8 | 基礎基本の指導 | 3.56 | 3.53 | 3.91 | 3.67 | |
| 9 | わかりやすい授業 | 3.78 | 3.53 | 3.77 | 3.69 | ||
| 10 | 授業への集中度 | 3.22 | 3.20 | 3.73 | 3.38 | ||
| 11 | 理解度に気を配っている | 3.89 | 3.63 | 3.77 | 3.76 | ||
| 12 | 公平に評価している | 3.78 | 3.87 | 3.55 | 3.73 | ||
| 13 | 学力は向上している | 3.56 | 3.07 | 3.77 | 3.46 | ||
| 14 | 毎日の家庭学習 | 3.89 | 3.60 | 3.86 | 3.78 | ||
| 15 | リオタイム「学び方」 | 3.22 | 2.70 | 3.57 | 3.16 | 学年学部における「単元化」の推進。実施計画に基づく学習 | |
| 16 | 校外学習 | 3.00 | 3.07 | 3.59 | 3.22 | ||
| 生徒指導 3.40 | 17 | あいさつはよくできている | 2.89 | 3.25 | 3.59 | 3.24 | 言葉遣い・礼儀なども含めた指導を目指す。 |
| 18 | 望ましい生活習慣の指導 | 3.44 | 3.27 | 3.73 | 3.48 | ||
| 19 | 相談事や悩みに応じている | 3.44 | 3.07 | 2.95 | 3.16 | 実態把握→悩みがあって相談できないor悩みがない | |
| 20 | いじめのない学級づくり | 4.00 | 3.47 | 3.95 | 3.81 | ||
| 21 | 先生の子ども理解 | 3.44 | 3.40 | 3.32 | 3.39 | ||
| 22 | 生徒指導上の適切な連絡 | 3.33 | 3.20 | 3.41 | 3.31 | ||
| 特別活動 3.36 | 23 | 学活の時間の充実度 | 3.56 | 3.33 | 3.55 | 3.48 | |
| 24 | 児童生徒会活動の充実度 | 3.56 | 2.86 | 3.68 | 3.36 | ||
| 25 | クラブ活動の充実度 | 3.67 | 2.60 | 3.43 | 3.23 | ||
| 26 | 学校行事の充実度 | 3.89 | 3.50 | 3.68 | 3.69 | ||
| 27 | 個にきめ細かな進路指導 | 3.67 | 3.30 | 3.55 | 3.50 | ||
| 28 | 進路情報の提供 | 3.63 | 3.00 | 3.41 | 3.34 | ||
| 29 | 進路指導での連携 | 3.38 | 3.00 | 3.41 | 3.26 | ||
| 30 | 生き方豊かな心の育成 | 3.44 | 3.19 | 3.77 | 3.47 | ||
| 保健安全 3.79 | 31 | 保健指導・安全対策 | 4.00 | 3.56 | 3.91 | 3.82 | |
| 32 | 避難行動の意義の理解度 | 4.00 | 3.47 | 3.91 | 3.79 | ||
| 33 | 児童生徒の健康安全の確保 | 4.00 | 3.63 | 3.77 | 3.80 | ||
| 現地理解 3.00 | 34 | 交流学習での日伯理解 | 2.75 | 2.86 | 3.32 | 2.98 | 現地校と交渉中→11月14日(イギリス校) |
| 35 | ポ語の有用性 | 2.89 | 2.80 | 3.32 | 3.00 | 週案への掲載・2月の授業参観で公開(了承済み) | |
| 36 | 英会話の意義 | 3.33 | 3.06 | 3.50 | 3.30 | 週案への掲載・2月の授業参観で公開(了承済み) |