第11号  平成16年2月1日


  冷   夏   ? 

 1月は「行く」2月は「逃げる」といわれるように,先月はあっという間に過ぎたような気がします。今月もカーナバル休みがあり,逃げるように終わってしまうかも知れません。子ども達にとって3学期は,今年度のまとめの学期であり,来年度の準備をする大変重要な学期です。一日一日を大切に過ごさせたいと思います。
 さて,先週末頃より少しはリオらしい天候になりましたが,1月は例年になく涼しい毎日でしたので学習効果も上がったようです。しかし,プールに屋根をつけたこともあり,水温があまり上がらず, 下学年の子ども達には少しかわいそうな水泳授業でした。学校では大きな行事はありませんでしたが,先週には教育相談週間があり子ども達一人一人の理解が一層深まりました。学校としては,保護者の皆さんにも協力いただきました12月の学校評価を検討し,来年度の計画の見直しを行いました。
今月は,水泳大会やアメリカンスクールとの交流学習,授業参観など,毎週のように学校行事があります。保護者の皆さまには,講演会や学年懇談会も含め,学校に来ていただく日が大変多い月となりますが,よろしくお願いいたします。

 今月の主な学校行事 

 2日(月)全校朝会・1,2年「生活科発表会」
 5日(木)縦割り活動
 6日(金)委員会
 9日(月)全校集会
10日(火)学校運営委員会・三者懇談会
11日(水)就学説明会
13日(金)水泳大会
16日(月)中学部期末考査週間・講演会
17日(火)PTA代表委員会
19日(木)アメリカンスクール交流学習
20日(金)縦割り活動・みんなの時間
23日(月)〜25日(水)祝 カーナバル
26日(木)授業参観・学年懇談会
27日(金)ランチルーム昼食会・クラブ
 今月の行事は,諸事情により一部変更させていただきました。ご家庭には大変ご迷惑をおかけしましたこと,お詫びいたします。
 

  新しい学校教育目標決まる 

 企業では,会社の具体的な目標が掲げられ,その実現に向かって社員が努力することにより,企業実績が上がるものです。これと同じように,学校にも羅針盤的存在である学校教育目標があります。
 この学校教育目標は,時代の変化とともに見直さなければならない「流行」の部分と,時代が変化しても変えてはならない「不易」の部分とがあります。本校の学校教育目標は,開校以来「知徳体の調和のとれた豊かな人間性をもち,国際感覚を身につけた児童生徒の育成」でした。この学校教育目標について,今年度1年間全教員で検討してきました。
 本校設立の趣旨の再確認,児童生徒・保護者の実態や願いの把握,学習指導要領に示されている内容の確認などから慎重に検討しました。その結果,来年度から次のように変更することにしました。今まで以上に,この目標を大切にした学校経営や指導を進めていきたいと考えております。
「知徳体の調和のとれた豊かな人間性をもち 国際社会に貢献できる日本人の育成」
 具体目標(目指す子ども像)
1(知)すすんで学び,自分の考えをしっかり言える子
2(徳)自分を大切にし,相手の気持ちがわかる子 
3(体)心と体をきたえ,たくましく伸びる子
4(国)日本のよさを知り,世界の人たちと共に生きる子

  合 格 !

 受験のため一時帰国してる中3の男子生徒から,第一志望校を含め併願校にも合格したとの連絡が来ました。おめでとうございます。
 海外からの受験ということで,情報不足などのハンディがありましたが,見事に合格通知を手にしました。既に「高校では部活と勉強に励みたい」と,新たな目標を抱いているとのことです。今後も目標が達成できるよう祈っています,リオ日学の卒業生として大きく成長して欲しいと願っています。

 来年度の授業時数の変更について

    −水曜日全校6時間授業−
    −英会話授業時数増える−
 学校では,今年度の学校評価の反省をもとに,来年度の計画を検討しています。検討結果から,今回は2点についてお知らせしたいと思います。
 1点目は時間割の変更についてです。本校の年間授業時数は,学習指導要領に定められている全ての教科等の標準時数を下回ることなく実施し,さらに行事や交流学習,ポルトガル語や英会話の時間を確保することを原則としています。しかし,様々な工夫をしても,小学部2年生の国語の標準時数を百l確保することが毎年難しい状況です。他の教科や行事等を減らし国語に充てることも検討しましたが,授業時数を1時間増やす方がよいという結論に達しました。また,就学以前から海外に在住し外国語に多く触れていた子どもは,日本に住む同年齢の子どもに比べ,日本語の語彙力や文章を組み立てる力が低いという傾向にあります。「ゆとりの時間」を設け,読み聞かせなどの時間として活用し,国語能力の向上に充てたいと考えています。そこで,毎週水曜日を全校6時間授業とし,2便一斉下校とします。4月からの習いごとなどご配慮ください。
 2点目は英会話についてです。学校教育目標の「国際社会に貢献できる日本人の育成」のため,また,日本で進められている「英語の話せる日本人の育成」のため,英会話の時間を増やしたいと思います。他の授業時数の関係から,来年度は小学部3年生から6年生の時数を前期1時間,後期2時間にします。また,ポルトガル語・英会話の授業を,ルシア・バーノン両講師と日本人教師のティームテーチングの授業方法を一部に取り入れ,子どもの語学力の向上に努めていこうと検討しています。
 

 高校生の学力テスト結果から 

 1月末,「高校生,理数系弱く勉強意欲乏しい−学力テスト結果−」という見出しの新聞記事を目にしました。
 文科省は全国の高校3年生1万5千人を対象に実施した学力テストの結果を発表し,数学と理科では文科省が期待した正答率を大幅に下回ったという内容でした。私は,この調査結果から学力低下問題は勿論ですが,次の2点について特に注目しています。
 併せて実施したアンケートでは,「家庭学習を全くしていない」や「1時間以内」の者が多くを占め,家庭学習の時間が1時間以下の生徒は学力も平均点以下で,1時間以上の学生は平均点以上という結果でした。家庭の学習時間と学力に相関があるという発表です。さらに,「勉強は大切だ」と思っている生徒ほど学力の平均点が高かったということから,学習意欲の高い生徒ほど成績がよいということにも注目しています。この2点は当然といえば当然ですが,学力の向上には「家庭学習」と「学習意欲」が大切であることがはっきりと裏付けられました。
 学習の必要性を理解させ,やればできる・わかるなどの実体験を通して学習の喜びを経験させるなど学習の動機付けを重視した授業づくりが大切です。また,家庭学習の確立していない低学年においては,宿題などを通して家庭学習を身につけさせ,高学年では自ら進んで家庭学習を行える子に,そして,中学生は自己の進路実現のため自主的家庭学習ができる子に育てることが大切であることが裏付けられたのではないかと思います。 

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